第22回(再開2回目)若手創作家勉強会 活動報告

日時 2016年10月30日(日) 14:00-18:00
会場 JOASホール
参加者 9名

お待たせしました。今月の勉強会報告となります。

今回は2名の初参加者がいました。


  • 14:00-16:10 「新作・試作発表会」

 

 自作品について時間無制限で語ってもらい、他の参加者と質疑応答する企画です。3名から5作品の発表がありました。

 16-10-0116-10-02 Title 鬼の面
Creator 高村侑樹/Komura Yuki
コメント  以前勉強会でやった「魚の基本形から10工程で折る」の中で折った時の作品がベース。
 元々部品用として考えたので、接続を見越している。ただ24cm正方形で折って7cmくらいと、効率が悪くて部品としては使いづらいそう。
16-10-03 Title 淑女
Creator 川上 慧/Kawakami Satoru
コメント  「工芸紙」という和紙を使用。60cm四方から折って、仕上げにウレタンニスを塗っている。
 顔は小松英夫氏の鼻を折り出す顔の構造を少し変えて組み込んでいる。
 力を入れたのは胸の部分。鎖骨から胸のラインが女性らしさを表す重要な部分と考えて折った。
 試作では狙いどおりいったが、この本折りでは紙の違いで理想通り折りきれなかった面がある。
 16-10-0416-10-05 Title 金魚
Creator 川上 慧/Kawakami Satoru
コメント   昨日折った作品。下のティラノと同じく、まず紙の全面に段折りを仕込んでから折っている。
 仕上げはCMCを流し込んで、ドライヤーで固定してみた。
16-10-0616-10-07  Title ティラノサウルス(試作)
Creator 川上 慧/Kawakami Satoru
コメント  全身・頭部とも1:2 の長方形から。段折りを仕込んで、それから成型している。ヒダを伸ばして微妙な曲線を折り出せないかというコンセプト。
 現在製作中の試作では、仕込み段折りのヒダの幅を一定にしていないで折っている。
 参加者からは口元の曲線が面白いとの評があった。
 16-10-08 Title ティラノサウルス
Creator 井上 岳哉/Inoue Takaya
コメント  写実的な形を折り紙的な直線で表現することを目指した。ポイントは顔。
 こだわったのは脚の爪。折り紙の恐竜は爪が全部同じところから出ているが、実際は真ん中の爪と両サイドの爪で出方が違う。それを再現した。

 


16:20-17:30 ゼミ「折り紙作品の撮影について」

創作折り紙の国際化、ネットでの交流の増大に伴い、作品の撮影は今や創作家・愛好家にとって重要なスキルとなっています。今回はそうした問題意識から、ゼミ形式で写真の撮影について議論しました。

報告担当者による撮影ブースの作成、カメラの基本的な知識の確認から始まり、写真の構図・撮影を意識した仕上げや展示まで議論が広がりました。

今回の議論を受けて、次回以降に「折り紙のための構図・デッサンについて」を同じくゼミ形式で議論する予定です。

 

その後、初参加者との質疑応答などを行いました。


次回の勉強会は静岡コンベンションの前、11月19~23日の土日祝日いずれかに行う予定です。

詳細が決まり次第このブログで告知します。

次回の企画として、「創作競作(お題:ショベルカー)」を行います。この企画は、東京近郊以外にお住まいの方でもメールで参加できます。

メール参加の締め切りは11/18です

ルールおよび参加方法は、一つ前の記事を御覧ください。

 

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