第19回若手創作家勉強会 活動報告

日時 2015年4月26日(日) 14:00-19:00
会場 JOASホール
参加者 9名

 2名、初参加の方が来てくれました。

今回、個人発表は発表者の都合がつかず、実施を見合わせました。


14:00-15:45

新作・試作発表

参加者で新作・試作を持ち寄り発表しました。6名の参加者から、計13作の発表がありました。また、発表された作品・試作について、聞いていた参加者から様々な質問・意見が出され、活発な議論が交わされました。

発表された作品のうち、以下に創作者から公開の許可を得た一部を紹介します。ここでは公開されていない作品も、今後、例会やWeb上でより完成度を上げた形で皆さんの目に触れることになるでしょう。お楽しみに。

15-04-01 Title ペレス/Peres
Creator 森末 圭/Morisue Kei

備考

今月の東京例会で発表したものから、継ぎ手と組み手の折り方を調整しました。
15-04-02 Title リュウグウノツカイ/King of Herrings
Creator 勝川 東/Katsukawa Higashi

備考

今月の東京例会で発表したものは魚の基本形からでしたが、今回は15°系の折り出し基準に変え、より細長く、かつ頭の領域を減らすように改良しました。
15-04-03 Title ペンギン/Penguin
Creator 勝川 東/Katsukawa Higashi

備考

昨年例会で発表したものの改良版です。

少しズレを含んだ基本構造から折っていて、ズレた分を足の指の折り出しに使っています。

15-04-04 Title トリケラトプス/Triceratops
Creator 中村 楓/Nakamura Kaede

備考

座布団小鳥の基本形から①

ざぶことで頻出するカド配置が、トリケラトプスの頭部になると気づいたところから始まった。 完全22.5°で、後半身は、かなり試行錯誤して折り出してある。

15-04-05 Title 蜻蛉/Dragonfly
Creator 中村 楓/Nakamura Kaede

備考

座布団小鳥の基本形から②

この紙だと分からないが、翅はインサイドアウトで色を変えてある。やはり完全22.5°で、一番後ろの脚を長めに出しているのがポイント。

15-04-06 Title サマサ(テラバトル)/Samasa(from Terra Battle)
Creator 大内 康治/Ouchi Koji

備考

(確か)6枚組。

1枚での人物折りがなかなか上手くいかなかったので、複合で試してみた。

紙はすべて同じ大きさから。 普段の動物を折るのと同じ感覚で似せようとすると、うまくいかなかった。

15-04-07 Title ルギア/ Lugia
Creator 各務 均/Kakami Hitoshi

備考

最近いろいろな人がルギアを折っているので、自分も折ってみた。

他の人が背中のトゲや手の指を一生懸命カドを出して折っているので、それらの作品では省みられていないお腹のインサイドアウトと、背中のトゲの間が白くなっている部分を折ることで、差別化を図ってみた。

もう少し詰められそうな気がしている。

 


15:50-18:10

企画「集団創作」

勉強会ではすっかり定着した「集団創作」、今回は「グループごとにお題をスーパー・コンビニで買ってくる」というルールで行いました。

詳細なルールは以下の通りです。

1.くじでグループを作る。今回は一グループ3名。同時に、各グループが行くお店もくじで決める。

2.YOCSから支給されたお小遣い(500円)を持って、「その予算内で買える食料品」を制限時間内に指定された店で買ってくる。

3.買ってきたものをグループごとに60分で折る。

4.各グループの結果を報告

 

食べ物は誰も折った経験がほぼなかったようで、各グループ楽しくも悪戦苦闘していたようでした。リアルっぽく折ろうとすると非常に難しくなる一方、簡単に折ろうとすると、とんでもなく簡単に折れるという特徴が、このお題にはあるようです。

今夏の折紙探偵団コンベンションのコンテストのテーマが「料理」ということもありますし、皆さんも一度このお題に挑戦してみてはいかがでしょうか。

*なお、買ってきた品物は折った後(もしくは折っている最中に)スタッフが美味しくいただきました。


 

18:20-18:50

「折紙創作者へのアンケート」作成に向けた議論

司会:堀口 直人

参加者から「折り紙創作をする際に使われる様々な知識を、皆がどのように習得したのか教えて欲しい」という質問がありまして、それを受けて、会の中で色々議論をしました。

この問いは我々勉強会が取り組む究極のテーマでもあるため、今後はこの質問をアンケートのような形式にし、会のメンバーだけでなく、多くの折紙創作家の方から回答を集めたいと考えています。

現在は具体的にどのような質問項目を設ければよいか考えているところです。この件についてご意見がありましたら、メールやブログのコメント欄にどしどし書き込んで下さい。

 


 

 次回の勉強会は特別版として、課外活動を行う予定です。詳細は追ってお知らせします。 

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