日時 | 2014年12月21日(日) 14:30-19:00 |
会場 | JOASホール |
参加者 | 4名 |
あけましておめでとうございます。
年末の忙しいさなかではありましたが、今月も勉強会を行いました。
今月はオーストラリア在住の萩原元さんが“夏”休みの帰省中ということで、去年に引き続き参加してくれました。
個人発表 「Melbourne Origami Group 及び Origami Australia 活動報告」
発表者:萩原 元
【要旨】
昨今世界中で親しまれている折り紙。さまざまな団体、愛好家や創作家が日々活動しているが、その様子を日本国内から知る機会は以外と少ない。
そこで本発表ではの発表者が2006年から参加しているオーストラリアの折り紙グループ”Melbourne Origami Group”の活動を、定例会やコンベンション等のイベント活動、Webを使った周知活動、国内の他都市にあるグループとの連携活動(Origami Australia)の3点に分けて紹介する。
告知 |
今回報告して下さった萩原元さんが、初の個人作品集を出します。2015年6月にNicolas Terryさんの「Passion Origami Collection」として出版する予定だそうです。折り図は英語と日本語の2ヶ国語対応。 収録は30作前後で、新規描き下ろし折り図もあり、発表済み折り図も全てリライトされるとのこと。現在執筆で大忙しだそうです。2014年の12月例会で発表された作品はだいたい載るそうですよ。 ちょうど一年前の発表で、「将来は自分の作品集を出したいです」と言っていたので、勉強会としても大変喜ばしいです。是非とも買ってあげて下さい。 |
個人報告後、2つの企画を行いました。
企画1 動画鑑賞
「創作折り紙におけるデザイン 折り紙的なデザインとは(講演者:神谷哲史)」
12/19に第11回SCSKデザイナーズフォーラムにて行われた神谷哲史氏の講演を録画したもの(映像提供:おりがみはうす)を、参加者で視聴しました。視聴後、講演内で語られた神谷氏の創作方法について、参加者で議論を行いました。
議論を通して、実際の紙を折る前段階にどれだけ作業を行うかについてや、修正の優先順位の付け方について、創作者ごとの違いが浮かび上がりました。
企画2 作品レビュー
「潜水艦(創作:森末 圭・大内 康治・各務 均 作図:森末 圭)」
続いて、勉強会での「集団創作」から生まれ、「研究ノートVol.1」に折り図が掲載された「潜水艦」について、参加者で実際に折りながら、レビューを行いました。
今回のレビューは、作品それ自体でなく、折り図や折り工程の作り方について話しあったのが特徴と言えました。
最初に「折り出し比率の妥当性」が論点となり、参加者が折り図とは異なる比率で実際に折ってみながら、折り図で採用された比率をなぜ選んだかについて、参加者で考えました。
また、折り図の表記や、折り工程の特徴などについても、様々な意見が出されました。
本来の予定では、レビューの後「潜水艦」を改造して、各自が自分なりの創作を行い、評価しあう作業を行うつもりでしたが、時間の関係で今回はレビューのみの実施となりました。
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