| 日時 |
2016年1月29日(日) 14:00-18:00 |
| 会場 |
JOASホール |
| 参加者 |
5名 |
第2創作競作のお題発表……のつもりだったのですが、いろいろあって遅れています。申し訳ありません。今週中には必ず発表します。
というわけで、先月1月の勉強会報告からお知らせします。
14:00-15:20 「ゼミ『折紙のための構図・スケッチ』」
担当:井上岳哉
第22回勉強会で行った「折り紙の撮影法」に引き続いて、撮影の構図のとり方やスケッチの仕方について担当者に調べてきてもらい、折紙に活用する方法について議論しました。
発表の様子
構図に関するスライド
スケッチに関するスライド
15:30-17:40 「目標設定アンケート(シート)を用いた創作事例報告」
第23回勉強会での企画「創作競作」にて議論された「創作時の目標設定をアンケート形式でプロセスごとに記録していく」方法を検討するために、2名の創作事例を紹介してもらい、シートの活用方法を議論しました。
紹介された作品は、以下の2作です。
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Title |
ニワトリ |
| Creator |
高村 侑樹/Komura Yuki |
| 創作の流れ |
最初はリアルっぽい物を折ろうとして小鳥の基本形から足から尾の部分を折った。しかし、直後に他のニワトリ作品群を見てキャラ路線に変更する。
平面作品にすることを決めて、「裏からも見られるようにする」という条件を捨ててから、一気に創作が進んだ。
鶏冠のインサイドアウトはいったん取り入れるのを止めたのだが、改めて試作をしたらできそうだったので、最終的にはインサイドアウトを取り入れた。
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Title |
ヨット |
| Creator |
加藤 駿/Kato Syun |
| 創作の流れ |
画像検索をしたら、自分のイメージにあうヨットが見つかる。
2枚の帆があるタイプで、折り紙の先行作品を調べてみると帆が1枚しかないタイプのヨットが多く、差別化できると考えた。シンプルにしつつ、古典作品の船のように艇体の端を開かず、閉じた形にすることを狙った。
最初の試作時にヨットらしくないと感じ再度調べてみると、前側の帆は低く、後ろのメインの帆はそれより少し上の位置から出ていることに気づいた。この段差がヨットらしさのポイントと考えた。
ちなみに帆は上の部分も前後で高さが違っていて、それを再現することも考えたが、厚みがでてしまうのでやめた。
またセンターボードや舵を折り出すことも一瞬検討したが、展示が難しくなりそうだったので削った。マストのインサイドアウトも取り入れなかった。
波を作ったのは、ヨットが完成した後に机に飾っておいたら、立たないので飾りにくく、台として水面を折った。
全体として自分の中ではすんなりできた作品。
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創作目標設定シートについては、先日の松田さんのショベルカー創作過程資料で紹介したものです。
このシートは、第2回創作競作でも使用する予定です。今後も、シートの使い方等をこのブログで紹介していく予定です。
尚、加藤さんのヨットは、来月3月の東京友の会例会の講習作品となっています。
ご興味ある方は、ぜひこちらにもご参加してみてください。
次回の勉強会は、2月25日(土)に行います。時間は14:00~18:00を予定しています。
プログラムは、後日このブログで告知します。
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p style=”text-align: left;”>予定の合う方は、ぜひご参加ください。